あえて借りを作る
「あえて借りを作る」『市民タイムス』2016年7月21日。 いきなり私事で恐縮だが、先日、大学で来客接客中に回転性のめまいに襲われ、そのまま倒れ救急搬送されるという経験をした。仕事のスケジュールがタイトで、やや疲れ気味だ…
「あえて借りを作る」『市民タイムス』2016年7月21日。 いきなり私事で恐縮だが、先日、大学で来客接客中に回転性のめまいに襲われ、そのまま倒れ救急搬送されるという経験をした。仕事のスケジュールがタイトで、やや疲れ気味だ…
「足下から自然を知る」『市民タイムス』2016年6月16日。 都市生活をしているとつい忘れがちであるが、われわれ人間は自然の恵みによって生かされている。生命を維持するために不可欠な食べ物も飲み物も、ゼロからつくり出すこと…
「珈琲と街と文化」『市民タイムス』2016年5月20日。 思えば、世界中のいろいろな街で珈琲を楽しんできた。何歳頃から珈琲を飲む習慣が身についたのか正確には覚えていないが、珈琲の文化的差異を面白がるようになったのは、高校…
「効率性の落とし穴」『市民タイムス』2016年4月18日。 新年度がスタートし、今年もフレッシュな新入生たちを迎え入れた。私の所属する学科では、入学後すぐに2泊3日の新入生合宿を行い、最終日にはグループごとにプレゼンテー…
「朝シフト」『市民タイムス』2016年3月16日。 朝型、夜型なる言葉がある。このところ世界中のいろいろな場所を訪れる度に、最近の世界的なトレンドは、「面白い」と思えるような人も、街も、夜型から朝型へシフトしていると感じ…
「『今』を生きる幸せ」『市民タイムス』2016年2月12日。 この地球上には、今、約70億人の人々が暮らしている。その中には、宮殿に住む人、想像を絶するほどの大富豪もいれば、紛争や飢餓・貧困に苦しむ人々もいる。それぞれが…
「旅の原動力」『市民タイムス』2016年1月12日。 昨年末は、12月後半をタイのバンコクで過ごしてきた。ここ数年、タイの政治は揺れている。クーデターで失脚したタクシン元首相の復権をめぐり反タクシン派とタクシン派が互いに…
「イブラ・ワ・ハイト」『市民タイムス』2015年12月8日。 暴力の連鎖がとまらない。パリで発生した痛ましいテロ事件後、国際社会をめぐる状況は、一段と緊迫の度合いを高めているように感じられる。「極めて具体的で正確なテロの…
「旧市街の価値」『市民タイムス』2015年11月5日。 もう十年以上前のことになるが、シリア第二の都市アレッポに住んでいたことがある。「イスラーム国」関連の報道を通してこの街を知った人にとっては、なにやら「怖い街」という…
「デジタル・デトックス」『市民タイムス』2015年10月2日。 ホノルル空港から島間路線の小型機で小一時間、ハワイのカウアイ島にて少し遅めの夏休みを過ごしてきた。ホノルル空港は日本からの観光客でごった返していたが、この島…