「石油ピーク」という言葉をご存じですか?

このところ、日本では環境問題、エネルギー問題などに関する情報が溢れかえっています。情報洪水の中で「何かしたいとは思うけれど、何をしたらいいのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。さらには、あまりにもテレビや新聞などを通して環境問題やエネルギー問題が強調されるあまり、「エコ」や「環境」という言葉を聞くことにちょっと疲れてしまった……、と感じるという人もいるかもしれません。

そんな人に朗報です。「石油ピーク」について理解すると、何が問題で、何が事の本質なのかを、溢れかえる情報に踊らされることなく「自分の頭で」理解し判断できるようになるはずです。そして、その時のキーワードが「低エネルギー社会」だということにも納得がいくことでしょう。

一体「石油ピーク」とは何なのか。なぜ、今、「低エネルギー社会」なのか。なぜ、「低炭素社会」では不足なのか。私たちはどんな「低エネルギー社会」を作り上げていくべきなのか。このミニシンポジウムでは、こうした疑問を第一級の科学者・専門家と共に考えてみたいと思います。

また、当日は討論の時間も用意してあります。これからの社会はどうなっていくのか。どんな次世代文明を目指すのか。楽しく、心豊かで、それでいてクールな社会をどうやって実現するのか。これらはひとえに私たち次第です。そして、待っていても何も始まりません。次世代社会のスタンダード作り、これを機会に一緒にスタートさせてみませんか?

日 時:2009年5月23日 (土) 13:00〜

場 所:産業技術総合研究所 臨海副都心センター 別館会議室
東京都江東区青海2-42(最寄り駅:ゆりかもめ「テレコムセンター」から徒歩5分/りんかい線「東京テレポート」から徒歩15分
http://www.aist.go.jp/aist_j/guidemap/tokyo_waterfront/
tokyo_waterfront_map_main.html

参加費:無料(懇親会出席者は懇親会費1,000円を頂戴します)

申込方法:symposium090523@me.comに氏名、所属をご記入の上、「5月23日のシンポジウム参加希望」のメールをお送りください。(座席の関係で先着順とさせていただきます。)また、お申し込みの際には、懇親会への参加希望の有無もあわせてお知らせください。

主 催:もったいない学会(低エネルギー社会ワーキンググループ)

 

13:00 〜13:15 エディ4フォーラムとは?(趣旨説明)

山本 達也(司会進行役)
名古屋商科大学専任講師 もったいない学会評議員

13:15 〜14:15 「我々はどこで間違ったのか?」

石井 吉徳
もったいない学会会長
東京大学名誉教授 元国立環境研究所所長

交錯する想念:「石油ピーク、経済恐慌、文明の崩壊、温暖化と脱炭素、CCS、もう一つのマネーゲーム−−排出権取引、低エネルギー社会、GDP成長願望と技術至上主義、幾何級数的成長の矛盾、資源の質とEPR、世界主義と地域再生、グリーンニューディール、メタンハイドレート、水素、宇宙太陽発電……」。これらのキーワードをどう理解し、どう位置づけたらよいのか。そして、我々は、どこで何を間違えてしまったのか?

14:15 〜15:15 「クルマ無しでは生きられない社会をどう変えるのか」

小林 成基
自転車活用推進研究会理事長

戦後、日本はアメリカを坂の上の雲に見立てて、ひたすらクルマ最優先社会を目指し、成功してきた。世界一の高齢社会を迎えてみると、歩いて暮らせるコンパクトシティは、政府の報告書の中にしか存在していない。統治機構、法律、道路、交通規制、教育、そして否応なく変わる思想について考える。

15:15 〜15:30 休憩

15:30 〜16:30 「狩猟型と農耕型思考における変革」(講演と討論)

大久保 泰邦
産業技術総合研究所 日本学術会議連携会員
もったいない学会監事

欧米と日本の科学政策を比較した時、思考パターンが大きく異なることが分かる。これは狩猟型と農耕型と言える。狩猟型とは、戦略的に社会構造を変えようとする思考パターンである。農耕型とは、現在の社会構造を生かし、部分を変更して環境の変化に対応しようとする思考パターンである。日本は農耕型と映る。変革の時、農耕型思考パターンをどのように生かすのか。

16:45 〜 懇親会

当日ミニシンポジウム終了後、講演者を囲んで懇親会を行います。この機会に、「会場では聞けなかったけど……」といった素朴な疑問を講演者の先生方にぶつけてみてください。また、参加者同士の名刺交換もこの機会に是非どうぞ!

懇親会参加費:1,000円(当日会場にて徴収させていただきます)

特定非営利活動法人 石油ピークを啓蒙し脱浪費社会をめざすもったいない学会
http://www.mottainaisociety.org/