「アラブの春」から10年のSNSと民主主義
「アラブの春から10年を振り返って」というテーマで、いくつかのメディアからの取材に応える機会があった。エジプトでの「アラブの春」にとって、2011年1月25日に行われたデモは重要な転機となった。フェイスブックなどSNS経…
「アラブの春から10年を振り返って」というテーマで、いくつかのメディアからの取材に応える機会があった。エジプトでの「アラブの春」にとって、2011年1月25日に行われたデモは重要な転機となった。フェイスブックなどSNS経…
昨年末、年内最後の散髪に美容院に行くと、店主から1枚の手書きの紙を手渡された。月替わりキャンペーンについての説明だったが、タイトルに「ニチカの給付金的なやつ!」とある(ニチカというのはお世話になっている美容院の名前)。内…
都市の活力は、その街に暮らし・集う人々の日々の営みによって生み出される。また、都市が輝き続けるためには、その街に関わるすべての人が、あるがままの自分を大切にしながら、幸せを感じ、健やかで安心した毎日を過ごしていることも重…
信州まつもとには、「信州まつもと空港」がある。だから、信州まつもとエリアは、間違いなく「空港のある街」である。もちろん、頭の中では、そのように理解できているのであるが、これまで体感として腑に落ちるまでにはいたらなかった。…
アメリカの大統領選挙まで、1ヵ月を切った。他国の選挙であるとはいえ、世界におけるアメリカの影響力は未だに大きい。日本のような同盟国のみならず、どの国にとっても「他人事」では済まないので、世界中で報道が過熱している。今回の…
社会的な問題への解決には、さまざまな方法がある。情報や科学的な知見も豊富で、比較的人々の意見が一致している領域であれば、何をやるべきかは明確であって、人と予算が解決してくれる。他方、今回の新型コロナウイルス感染症のように…
生あるものは、必ずいつか死を迎え、はじまりがあるものは、いつか終わりがやってくると言われる。そんなことを思いながら、「国家」について考えることがある。近現代の国際社会にとって、国家は極めて重要な存在である。現在のように、…
どんな時代でも「常識」というものは、脆く儚いものなのかもしれない。そんな思いに駆られるのは、新型コロナウイルス感染症に対する、国際社会の取り組み方を見ているからであろう。 1989年にベルリンの壁が崩れ、1991年にはソ…
WHOがパンデミックを宣言したのが、3月11日。世界は、今、未知の感染症との戦いを強いられている。「戦い」という表現は、決して比喩ではない。アメリカのトランプ大統領は、演説の中で、自らを「戦時中の大統領である」と位置づけ…
新型コロナウイスルの感染拡大が止まらない。各国とも必死の対策を繰り広げているが、目に見えないウィルス相手の戦いは困難を極めている。中国発だと言われているが、いまや、アジア圏はもとより、北米大陸、ヨーロッパ、中東にまで感染…