メルマガ「半歩先通信」のご案内

時代の「半歩先」を歩き始めている人、歩こうとしている人、歩きたいと思っている人に、いい刺激を与えられるようにという思いを込めて「半歩先通信」というメルマガを配信しています。

テーマは、「大変貌の世界の行方と新しい時代の生き方」です。


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今、世界は、大きく変わろうとしています。
多くの人がすでに肌感覚で感じとっているように、この先の世界が直面するのは、「右肩上がり」を基調とした社会ではなく、「右肩下がり」を基調とした社会です。

根底には、エネルギー環境が構造的に変化しつつあることが関係しています。
文明を規定してきたのは余剰エネルギーです。
余剰エネルギーをどのように使うかで、どのような文明を作るか、作ることができるかが決まります。

現代文明を形作っているのは、化石燃料です。
とりわけ、石油は重要な役割を担っています。
ところが、この石油をめぐる状況が、年々厳しいものになってきているのです。

過去、数十年、エネルギー関係者の一部で「石油ピーク」についての議論が繰り返されてきました。
最近見えてきた結論は、現在、ほぼ石油消費量のピークにたどり着いたのではないか、という見解です。

この先ますます、社会が使うことのできる余剰エネルギーが減少していくことが予測されるのです。

これまで人類は、長い「横ばい」の時代を経て、産業革命以降「急速な成長」の時代を経験してきました。
定常状態か、拡大局面は経験してきましたが、右肩下がりや縮小局面は、未体験です。

少し考えたらわかるように拡大局面を前提として社会をデザインし、マネージメントしていくことはそれほど難しいことではありません。
ところが、縮小局面の社会をどうデザインし、マネージメントしていくのかという点については、全く経験がありません。
こちらも少し考えたらわかるように、相当の難問です。

過去同様の事態に直面した文明は、「文明崩壊」という終着点にたどり着いています。
果たして、現代文明も、過去の文明と同じく「崩壊」が運命づけられているのでしょうか。
まさに、これから、人類は「未体験ゾーン」に突入しようとしています。

今起きようとしているのは、人類史レベルでのパラダイムシフトです。

しばらくすると、現在の常識は未来の非常識という時代がやってくることになるでしょう。
もうそこまでやってきています。
「今までとは何かが違うのではないか?」という感覚は、多くの人にもあることでしょう。

私が関心を持っているのは、こうした縮小局面にある社会をどのようにデザインしていくのかというテーマです。

私は、この次の時代をEdition4の時代と呼んでいます。

これまでの人類史を、エネルギーと社会の関係を踏まえつつ、ザックリと分類していくと

Edition1 = 狩猟・採集の時代
Edition2 = 「農耕技術の発明」以降の農耕・牧畜の時代
Edition3 = 化石燃料を使い始めて以降の工業化・産業化の時代
Edition4 = 余剰エネルギーがピークを迎えて以降の「これからの時代」

となります。

私のイメージする未来は、江戸時代(Edition2の時代)に戻るというものでもなく、ロボットが活躍し車も空を飛び、リニアモーターカーが都市間をつないでいるといった、Edition3の進化版でもありません。

だからといって、技術を否定することもしません。
むしろ、これからの最新技術は、どのようにして縮小社会を生き抜くために使えるか、どのようにして低エネルギーで社会をデザインするために使えるかという形で進化し適用されるようになっていくだろうと考えています。

その意味で、最新のテクノロジーは、Edition4時代のカギになると思います。

ただし、技術が進歩し、進化していった先は、再び「人類と自然との距離」を近づけることになると思います。
低エネルギーで次世代社会をデザインするためには、新しい文明と自然との関係をどのように規定していくかがカギになるはずです。

だから、この条件に反する最新テクノロジーは、淘汰されることになると思います。
低エネルギー時代には、無駄なことに使っている「余剰エネルギー」はありません。

したがって、石油減耗時代に最新テクノロジーが向かう先は、どれだけヒトと自然との関係を取り戻すことに資するかが重要なポイントになることでしょう。

こうした先に、「地球に生きる生物としての人間」が、次の時代も生き抜くための可能性が開かれると考えています。

Edition3時代は、テクノロジーを使うことで、ヒトは自然の制約からどんどんと自由になり、自然条件と無関係のところで文明を構築していくことができました。
しかし、Edition4時代の「最新テクノロジー」は、再生可能エネルギーを用いた発電・蓄電技術に見られるように、より自然に寄り添い、自然と共生しながら、自然の力を最大限に生かす形で進化していくことになると思います。

次世代社会のデザイン = エネルギー × テクノロジー × ネイチャー

こんな視点から、時代の「半歩先」を歩くためのヒントを考えています。
その思考の一端を、読者のみなさまと共有していこうというのが、このメルマガ「半歩先通信」です。

「半歩先通信」では、時代の「半歩先」を先取りするためのヒントと思考の過程を公開します。
  • これからやってくる世界とは、一体どんな世界なのか。
  • 縮小社会をマネージメントすることができる最新テクノロジーとは何か。
  • そして、われわれ人類は、どのような形で自然との関わりを取り戻しながら「新しい文明」を作っていくのか。

これらを理解することは、次の「ビジネスチャンス」につながるでしょうし、この先の自身の「ライフデザイン」にも影響してきます。

「変化」の原因を理解して、「変化」の方向性がわかると、次の時代に自分が何をしなくてはいけないかがわかってきます。

著書『暮らしと世界のリデザイン:成長の限界とこの先の世界』(花伝社、2017年)の序章に、以下のように書きました。

『暮らしと世界のリデザイン』序章より
変化は怖れるものではなく、楽しむものである。
今の常識からとらわれた視点では「悲劇」に感じられるようなことであっても、開き直って次の時代を生きはじめれば、そこには新たな世界が待っている。
激動の時代においては、変わることのリスクよりも、変わらないままでいるリスクの方が大きい。
変わるために必要なのは、新たな視点と、自分の人生を自分自身の足で歩いて行くのだという「ちょっとした覚悟」である。

「半歩先」を見通して、「半歩先」をいち早く歩き始める。
そのためのヒントを、みなさんとシェアできればと思っています。

配信は、原則として月に2回のペース。
偶数週の日曜日の午前6時頃に配信されます。
無料です。

オフラインでの活動「大人ゼミ!」とも連動しています。

興味のある方の、ご購読をお待ちしています!


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