ゼミ見学について
以下の3日の日程で、ゼミ見学として新3年生に、ゼミをオープンします。
- 2021年11月11日(@210教室) 15時35分〜
- 2021年11月18日(@133教室) 15時35分〜
- 2021年11月25日(@133教室) 15時35分〜
※日程によって「教室が異なる」ため、注意してください。
※途中入場・途中退場可(もちろん、最初から最後までもウェルカム)。事前予約不要。ですが、ゼミ見学希望者は、yamamoto[at]seisen-u.ac.jp([at]を@に変更してください)宛てにメールで、日にちと、希望者のお名前を送ってもらえると助かります(友人等と一緒の場合は、代表して1人がメールくれれば大丈夫です)。
2021年11月11日@210教室
一番オーソドックスな形態の山本達也ゼミの雰囲気を味わえると思います。この日は、3年生(3名)が、グループワークをして、その内容をレジュメを使って発表(発表時間は約45分)してくれます。
発表後に、参加者がそれぞれコメントをしていきつつ、ディスカッションを行います。
<発表グループに出されている「お題」>
「ニュー・ローカル」のエネルギーと自然との関わり方
最近、山本達也は、「ニュー・ローカル」というようなキーワードで、地方の未来の社会デザインを表現するようにしています。
ゼミ生の皆さんには、告白してしまいますが、そう言っている私自身が、明確に「ニュー・ローカル」の姿を思い浮かべられているわけではありません。講演とか原稿とかで言及しておきながら無責任だ(!)と思われるかもしれませんが、その完璧な姿はまだ思い浮かべられていなくても、外せないポイントについてはわかっているつもりです。
グループCのみなさんには、まず、①「ニュー・ローカル」というキーワードが描こうとする地方の社会デザインにおいて、何が、また、なぜ重要だと山本達也が考えているのかを、高校3年生もわかるような形で、まとめてみてください。その際には、発想の背景にある「エネルギー環境の構造変化(特に「余剰エネルギー」と文明との関係に着目しながら)」についても、前提としてまとめてください。
②その上で、今注目されている「再生可能エネルギー」の割合を増やしていこうとした際に何をどのように注意すべきか視野に入れながら、今の日本や、世界や、各企業が取り組もうとしている「カーボン・ニュートラル」の取り組みにはどのようなものがあって、それらをどう評価したらよいか教えてください。たとえば、NTTグループだと、「NTTアノードエナジー」社がエネルギー部門での取り組みを中心に行っていますが、どんなことをやろうとして、それは「ニュー・ローカル」とどこがマッチして、どこがマッチしない可能性があるのか、わかる範囲で構いませんので教えてください。
③最後に、グループとして、エネルギーのみならず、「自然と人間社会との関係性の再構築」という視点も盛り込みつつ(なぜなら、ニュー・ローカルが目指そうとする世界観では、自然との関係のリデザインが重要なので)、食べること、遊ぶこと、暮らすこと、芸術に触れて感動することなどなど、ニュー・ローカルでの「豊かさ」や「幸せ」の具体的な姿を自由に構想して披露してください(今後、山本達也が講演などで、パクりたくなるようなステキなニュー・ローカルだと最高です!)。
報告時間は、約45分とします。レジュメは必須、スライドは任意です。必要に応じて、レジュメとスライドの合わせ技での発表もOKです。このあたりは、前期と同じです。ただし、今度は、先輩たちの「お助け」がありません。3年生同士、力をあわせて、前期に負けない発表をお願いします。
2021年11月18日@133教室
外部ゲスト回です。山本達也ゼミが、取り組んでいる「DAN DAN DOME」プロジェクトの前段階として、このドームを設計した極地建築家の村上祐資さんをゲストとしてお迎えします。
第1部は、133教室でお話をうかがいます。第2部は、大学の近所にある「DAN DAN DOME」のラボに行って、実物のドームを見学しながら(+中に入って遊びながら)、フリーディスカッションをします。

村上祐資(むらかみ・ゆうすけ)
極地建築家。特定非営利活動法人フィールドアシスタント代表。
南極やヒマラヤなど様々な極地の生活を踏査。第50次日本南極地域観測隊に越冬隊員として参加し、昭和基地に15ヶ月間滞在。
The Mars Societyが計画を発表した長期の模擬火星実験「Mars160」では副隊長に選ばれ、2017年、模擬火星環境、米ユタ州ウェイネ砂漠のMDRS基地および北極圏デヴォン島のFMARS基地で、計160日間の実験生活を完遂。2018年「MDRS Crew191 TEAM ASIA」で隊長を務める。
2019年には退役した元南極観測船を活用し、日本で初めての閉鎖居住実験「SHIRASE EXP.」を実施。
「DAN DAN DOME」プロジェクトについては以下の動画(3分42秒)を参照
2021年11月25日@133教室
今回も、外部ゲスト回です。今回は、山本達也が信州まつもとエリアで手がけているコミュニティ通貨(AC pay)をご自身の研究対象にもされている兼清慎一さん(山梨県立大学准教授)をお招きして、お話をうかがった後でいろいろとディスカッションをしていきたいと思っています。
兼清さんは、現在大学の先生をしていらっしゃいますが、長いことNHKにて映像メディアのジャーナリストとして数多くの番組制作にも携わっていらっしゃいました。今回の特別ゲスト回では、デジタル時代のメディアについて、ジャーナリストとしてどのように分析していらっしゃるのかについても取り扱いたいと思っています。

兼清慎一(かねきよ・しんいち)
山梨県立大学国際政策学部准教授。
専門は、テレビニュース・テレビドキュメンタリーの取材・制作を中心としたメディア論。メディア制作を通じて大学教育と地域振興を結びつけるプロジェクトをプロデュースしている。
NHKにて、報道局経済部記者・ニュースデスク、フランクフルト支局長、ロンドン支局長、ニュース番組・ニュースサイト編集責任者等を歴任。
「NHKスペシャル」と「クローズアップ現代」の番組を数多く制作する。インタビューと旅とニュースレポートの制作、番組の制作がとにかく好きだったという。
現在は、文化人類学や広報論などの知見を中心に、AC payに関する研究などに取り組んでいる。
AC payについては、以下のサイト等を参照。
松本市ではじまったAC payは、お金をリデザインし、新しい共同体像を創出する入口になる。山本達也さんが考える、お金と技術と贈与とEdition。(greenz.jp)
